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いらっしゃいませ。
53歳で早期退職を決断した
「おーた23(おーたにさーん)」です。
今日は、35年間働いた鉄道会社での経験から「現場力」と「人」の大切さについて綴ります。
一般的な会社にも当てはまると思いますので、続きを読んでいただけるとうれしいです。
プロ野球やサッカーに例えられることがありますが、やはり会社もチームも「フロント(本社)」と「現場」が一体となって動いている組織は強いと感じます。
「フロント(本社)主導」で現場の声が届かないチームでは選手(社員)は納得して試合(仕事)に臨めず、チーム力は徐々に失速します。
プロ野球の世界でも、オーナーが監督へ介入するケースが報じられることがあります。
結果がすべての勝負の世界ですから、意見を言いたくなる気持ちも分かりますが——私の経験からはっきり言えるのは、
「現場が主導する状態こそ、最も望ましい形」
ということです。
私が心から尊敬していた現場のトップは、こんな人でした。
フロント(本社)から現場(担当者)に対して意見が届き、それをトップに報告すると──
「俺が責任持って決裁したことに文句をつけるな」と
フロント(本社)に直接伝えてくれたのです。
そして私たち現場の人間を、しっかり守ってくれました。
その時、現場の空気は一変しました。
自信を持って仕事ができるようになると同時に
「自分たちは信頼されているんだ」と実感できたのです。
そうやって守られた現場では、一体感や安心感が生まれ、
やがて「やりがい」や「働きがい」へとつながっていきます。
フロントの本当の役割とは──
「現場(人)を全力で支えること」
だと、私は思います。
私が入社当時、大先輩から教わった言葉があります。
「安全は人」
「人は財産」
鉄道の「安全・安心」を支えているのは
間違いなく“現場”の人です。
365日のほとんどがトラブルのない日常。
それは決して
「当たり前」ではありません。
安全・安心な日々の裏には
現場で黙々と支えてくれる人たちの努力があります。
だからこそ──
まずは感謝の気持ちを伝えましょう。
感謝は自信を生み、謙虚さも育てます。
また、感謝された人は「今日もいい仕事をしよう」と
前向きな気持ちになれます。
さらに、感謝された人は
フロントに対しても感謝の気持ちを返してくれます。
こうして、好循環が生まれる。
そして、何より…
感謝の言葉も、笑顔も、「¥0」で始められます。
現場力と人の力で、安全を積み重ねてきた鉄道の現場。
私は、その一員であれたことを、誇りに思います。
今日から、始めてみませんか?
笑顔と感謝の輪(わ)を広げることから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日も、感謝を胸に。
最高の人生を。
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