筋書きのない退職スピーチ──自分の言葉で伝えたラストメッセージ

, , , , , , ,

ご訪問いただきありがとうございます。
いらっしゃいませ。

 

前回投稿

妻と子供がいるなか、53歳で自主退職。・・・天使が勝った日。

の続きです。

 

今から2年前(2023年9月)の思い出です。

 


とうとう、この日がやってきました。

35年間の会社員人生にピリオドが打たれる日が・・・

 

最終出勤日を迎えた朝

「やっときたぞ!」という達成感ではなく

「とうとうきた」という

名残惜しさの気持ちでいっぱいでした。


午前9時、退職辞令の交付。

その後、事務所に約70人ほどの仲間たちが集まってくれました。

 

私のために、朝の貴重な時間を割いて、他部署からも何名か駆けつけてくれたんです。

その姿を見た瞬間、「本当にありがたいな」と心から思いました。


そして、あいさつの場。

正直に「緊張しています」と伝え、ノートに書いた下書きを読みながら話す予定でした。

 

でも、不思議なことに、話し始めると言葉がどんどんあふれてきて、

気がつくと、下書きを無視して、全てアドリブで話していました。

 

まさに、筋書きのないドラマ。

これはもう、リアル「ノンフィクション」でした。


集まった皆さんの前で話した時間は、およそ5分ほど。

台本通りなら3分だったのに、それ以上に話していたんです。

 

なぜそんな気持ちになったのか・・・

それは、皆さんのあたたかい視線があったからだと思います。

 

私にだけ向けられた眼差し。

「期待しているよ」「聞いてるよ」という場の空気。



あの時間が心地よくて

「もっと話したい」と自然に声が出たんだと思います。


あいさつを終えて、自分自身気づいたことがあります。

 

「やっぱり、自分は“人前で話すこと”が好きなんだ」

 

これは、間違いなく次のステージで活かすべき“自分らしさ”だと

改めて気づきました。


退職とは、終わりではなく

新しい自分を知る“スタートライン”。



この気づきこそが

私にとって最高の退職祝いだったのかも知れません。


あとがき

35年間の感謝と、これからの未来への第一歩。

私は、今ここから新しい人生を歩き始めます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

最高の人生。

 

今日も感謝。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP